Explorac 100 - 雪で覆われた高原でのグレード管理のエキスパート

2016/05/04

「世界の屋根」としても知られるチベット高原は、その素晴らしい自然の美しさと素朴な文化だけでなく、豊富な鉱物資源によっても人々を魅了します。

Explorac 100 reverse circulation drill rig

Huatailong社は、China National Gold Group Corp社の完全出資の子会社です。2007年12月9日にチベット自治区に設立され、同年に甲瑪(ギャマ)銅多金属鉱床と選鉱技術転換プロジェクトでの開発建設の権利を取得しました。ギャマ鉱区は、ラサ市街地から68 km離れた高度4,000~5,407 mに位置するラサ市メルド・グンカル県ギャマ村の区域内にあります。採鉱権区域は144平方キロで、中国で最大の銅/金鉱の1つです。鉱石品位制御を強化し、鉱物資源をさらに効率的に開拓するため、Huatailong社は2015年9月にアトラスコプコのExplorac 100リバースサーキュレーションドリルを購入して、この世界有数のリバースサーキュレーションドリルリグを中国で最初に活用する扉を正式に開きました。

“一方、Explorac 100リバースサーキュレーションドリルリグは環境条件に全面的に適応し、エンジンの低温始動と掘削効率の両面で優れたパフォーマンスを発揮します。”

Wang Huan, Huatailong社の地質資源部門の掘削チームのエンジニア兼リーダー

サンプリングが簡単で、効率が向上

Explorac 100 reverse circulation drilling rig

Huatailong社は、2015年9月14日にアトラスコプコの新しいExplorac 100リバースサーキュレーションドリルリグの運用を正式に開始しました。リグは、アトラスコプコのDrillAir XRYS1150高地向けポータブルエアコンプレッサを装備し、プラットフォーム高度4,800~5,200 m、周囲温度-5℃~-35℃、平均湿度10%、岩の硬度F=10-12で稼働します。厳しい自然環境のため、ドリルが作動するのは1日あたり6時間のシフト1回のみです。掘削孔は、直径140 mm、深さ60 mです。さく孔角度は90度で、偏差は0.1%以内に抑えられます。全体的な掘削効率はおよそ25 m/h、さく孔速度は36 m/hで、中国で生産されている同じようなエアリバースサーキュレーションサンプリングドリルのさく孔速度の約2倍です。

Huatailong社の地質資源部門に所属する掘削チームのエンジニア兼リーダーであるワン・フアン氏によると、アトラスコプコのExplorac 100リバースサーキュレーションドリルリグを導入した後、コアリング用の孔配置径が80 m×80 mから25 m×25 mに小さくなり、鉱体品位制御の密度を高めるという同社のニーズが完全に満たされたということです。また、Explorac 100が備える岩石粉末を直接掘削できる機能と高い効率性により、同社はサンプリング時間を大幅に短縮し、探査効率を大幅に改善できました。アトラスコプコの大中華地区向け土木鉱山機械事業カスタマーセンターのサーフェスアンドエクスプロレーションドリリング部門で製品マネジャーを務めるタン・ツェングル氏は、次のように述べています。「現在、リバースサーキュレーション掘削技術は、世界各地で人気を博しています。高品質のドライサンプルを継続的かつ速やかに採取できるので、一次探査や鉱体採掘や品位制御でのサンプル採取を考えた場合、このコスト効率のよい技術が第一の選択肢になります。アトラスコプコの新しいExplorac 100リバースサーキュレーションドリルリグは、深さ100~200 mでの探査向けに特別に設計されたものでした。コンパクトで耐久性の高い設計ととてつもないパワーを兼ね備えているので、高品質のサンプルを速やかに採取できます」

“このドリルは、最新技術を採用しており、操作が簡単で、高度に自動化されています。導入すれば、鉱石希釈の制御、鉱石選鉱コストの削減、資源使用率の向上、鉱山全体の収益性の改善に有用です。”

Wang Huan

高地、安定性、および信頼性のために誕生

Explorac 100 Tibet Huatailong

ワン氏は、高度に対するリグの適応性にも満足しており、次のように述べています。「高地という特別な条件のために、ドリルは高度と低温に耐えられるものであることが期待されており、一部のドリルはそのために改造が必要です。一方、Explorac 100リバースサーキュレーションドリルリグは環境条件に全面的に適応し、エンジンの低温始動と掘削効率の両面で優れたパフォーマンスを発揮します。また、ドリルのエンジンが完全に密閉された設計になっていることで、運転領域の騒音レベルがかなり低く抑えられることも重要です」。このドリルの稼働時のパフォーマンスを確保し、ドリリングツール交換が生産スケジュールに及ぼす影響を最小限に抑えるため、Huatailong社は102 mmアトラスコプコ二重管リバースサーキュレーションドリルパイプ、RC50リバースサーキュレーションハンマー、および140 mmドリルビットを備えたドリルも導入しました。2015年11月10日まで、ドリルパイプおよびリバースサーキュレーションハンマーは、ほぼ1,500 mでずっと使用していましたが、状態は良好で今後の使用にも支障がありませんでした。中国で初めてExplorac 100リバースサーキュレーションドリルリグを使用したワン・フアン氏は、このドリルに全幅の信頼を持っています。

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