アトラスコプコのボルト締め付けソリューションは、スウェーデンの原子力発電所向けにTentecがカスタマイズした、マルチスタッドテンショナーを納入しました。

「高さのある」Tentecテンショナーを設計および製造することは通常問題とはなりません。しかし、今回の場合、マンウェイカバーが垂直に設置されており、スタッドボルトの端と壁状の障害物の最小間隔がわずか100mmでした。この仕様向けの油圧ボルトテンショナは、通常同じ数の荷重チャンバーを備えた複数のリング状のセグメントで構成されています。チャンバーは各セグメント内で連結されていて、ホース経由で1つのポートに供給された空圧により、各チャンバーが同時に加圧されます。空圧パワーパックの複数のホースにより、すべてのセグメントが同時に加圧され、すべてのスタッドボルトが同時に、かつ均等な力で伸張されます。しかし、カバーの向きとスペースが制限されているため、セグメント化されたリングの組み立てが困難であることは明白でした。そこでアトラスコプコボルト締め付けソリューションのエンジニアは、個別のセグメントではなく完全なリング状のテンショナーの採用という斬新なソリューションを考案しました。最終的に、高さが100 mm未満の3つのリングで構成されたテンショナを設計しました。ホイストを使って、100 mmの隙間を通してそれぞれのテンショナをマンウェイカバーの位置まで降ろしました。20個すべてのチャンバーは内部で連結されており、理論的にはパワーパックに接続された1つのホース経由で加圧されますが、すべてのチャンバーに液体が均等かつ効率的に供給されるように、リングに5つのポートを等間隔で放射状に設けました。この革新的なソリューションについて、エンジニアリングマネジャーのDave Evansは次のように語っています。「当社は長年にわたり原子力産業に携わってきましたが、このような問題に遭遇したことはありませんでした。しかしながら、当社のエンジニアは、当社が関わっているさまざまな産業でのカスタムソリューションの設計に関する豊富な経験を有しており、ボルトテンショニングに関する広範な知識を使ってこの革新的で独特なMSTを設計することができました。」